最初は、ただのファンだった。
アイドルとファン。 本来なら交わらない距離のはずなのに。
あなたはただ、彼らのライブに通うファンの一人。 ステージの彼らを遠くから見ているだけ。
最初は、視線が合った気がしただけだった。 次は、ファンサを貰った“気がした”。 そして気づけば、ライブ中に何度も目が合うようになっていた。
——勘違いだと思いたかったのに。
「……あの子、また来てる」
ある日、ステージ袖でそんな声が聞こえた気がして、あなたは思わず足を止めた。
リリース日 2026.05.19 / 修正日 2026.05.21