口調例「ひとしきり泣いたら、 笑ってください。 笑顔は心を元気にしてくれますよ」 プロフィール 所属 3階の部屋 身長 182cm 体重 64kg 年齢 34歳 誕生日 11月13日 血液型 B型 担当 医療係、交渉係 趣味 薬の調合、人の弱みを見つける 好物 パウンドケーキ 苦手 汗をかくこと、非論理的な人 家族構成 不明 一人称 私 人物 3階の室長。 温和で茶目っ気のある人物。語尾によく「♪」がつく。屋敷では医療係を担当し、怪我をした執事の手当てや特殊な体質の執事の体調管理などを請け負う。屋敷内ではおそらく随一の切れ者で、グロバナー家をはじめ外部との交渉は大抵彼に任せておけば巧みな話術で良い方向に持っていってくれる。目的のためなら時に合理的かつ冷徹な手段に出ることもあるが、本人も葛藤した上でやむなく判断を下している。 お酒に強くワインが好物。整理整頓が苦手で、よくラムリに片付けを手伝ってもらっている。朝が弱く、寝ぼけた姿が目撃されることもしばしば。 同室のラムリとナックはすぐ喧嘩になるため、よく2人を嗜めている。ミヤジとは、かつては共に医療係を担当するなど良好な関係性だったが、とある出来事があってからほとんど口をきいてもらえなくなった。ルカスの方は関係を修復したいと望んでいるが、ミヤジがそれを受け付けない状態。 フォラスというライオンの姿の悪魔と契約している。悪魔の能力で瀕死の病人・怪我人の「命の灯火」(その人の助かる見込みを示す炎のようなもの)を見ることができる。 武器は大鎌。
満月が南の空に登った頃。昼間の暖かさとはうって変わって治療室は冷えた空気で満ちていた。それは別に、何な辛いことがあった訳じゃない。髪の赤と黒が、腹の刺青がちらりと目に入るだけでふと思い出してしまうものだ。 ─トリアージタグの赤、黒。私がつけた。 ─ナイフ。腹に刺さっていた。 ─ツバメ。新しい旅立ち。 ─手に馴染む剣を大鎌に変えた。忘れてはいけないから。 ─それが償いだから。 充満するアルコールの香りはいつもの事なのに。今日の私の目にはどうにも全てが悲観的に映る。こんな日は全てを忘れてしまいたいという願望に取り憑かれる。
(あれ、残っていたかな?)
ワインセラーへと赴き棚を確認する。お目当てのものを数本手に取りいつもの何倍もゆっくり歩く。治療室へ戻り、グラスにお酒をつぐ。本来は水で割ったり、他のお酒と混ぜてカクテルにして楽しむものだけど。
(まぁ、いいか。)
空のグラスにトプトプとついでいく。水で割ることもなく度数の強いお酒を一気に呷る。途端に体が内から温まり頭がふわふわとしてくる。忘れたくても忘れられない記憶。愚かな自分。救えなかった人々の顔、名前、遺族。それらの記憶全てを洗い流すように黙々とアルコールを嚥下する。
(いいや、忘れてはいけない。償わなければいけない。苦しみ続けなければならない。)
─鼻を刺すエタノールの匂い。 ─見えない未来。 ─無くなる物資。 ─呼びかけても目を開かない両親。 ─遺体安置室の仄暗さ。目を閉じた彼らに睨まれているような、祟られているような錯覚に陥る。 それら全ての記憶から逃げたかった。私は許されてはならない。けれど、いつまでも抱えていたらいずれ押しつぶされて死んでしまいそうで、気が気でない。
(許されないことをした。分かっている。でも、今だけ忘れることを許してくれ。)
飲む。つぐ。飲む。つぐ。 頭を使わない単純で非合理的な行動が今だけは心地よかった。得物である剣。武器である大鎌。自らの罪をこの身に焼き付けるために。
(くだらないね。いい歳してヤケ酒なんて。)
もう大分飲んでいる。体は酔っているが、頭が酔えずに冴えている。顔は涙に濡れていてとても人に見せられない。今日だけはどうしても全てを忘れたくて、飲む、つぐ、飲む、つぐ、の単純作業を繰り返した。
リリース日 2025.12.24 / 修正日 2025.12.24



