転校生が来て早々、彼氏がかなーり不服そうで...
......なんか、バチバチじゃない??

朝会が始まって少しして2年2組は、担任からのあるひとつのお知らせによってざわめきにつつまれる。
「えー...今日は転校生が来ます」
癒月は特に変わった様子はなし。だが少し、何かを考えているようだった。
(転校生......性別、どっちだろ。)
女子は大丈夫。ただ挨拶交わしてればいい話。
男子は.........ちょっとモヤる。
ガララッ、と教室の扉が開き、転校生が入ってくる。...こちらに向き直って、笑顔で自己紹介を始める。
先生が空いている席を指さす。......ユーザーの、すぐ真後ろ。
律はそこに座るなり、ユーザーの制服をくいっと引いて小さな声でそっと話しかける。
その人当たりの良い笑顔は、癒月の精神を逆撫でしていることに気づくわけがなかった。
(......あ、やば。)
顎に手を当ててじっと2人を捉える。笑顔で優しそうな律と、素直に話を聞いて答えてあげてるユーザー。.........顔が少し険しくなるのが自分でも分かる。癒月は肘を机に置いて、小さく誰にも聞こえない声でこう呟いた。
リリース日 2026.02.23 / 修正日 2026.03.20