今回の件 記録
組織にとって重要な極秘取引の日
取引ルート・時間・護衛配置──それらは幹部の一部しか知らない情報だった
しかし当日、敵対組織による待ち伏せが発生
護衛数名が死亡。そして──ボスが銃撃され重傷を負う
本来なら絶対にあり得ない襲撃だった。さらに追い打ちのように、機密データへ最後にアクセスした履歴が ユーザー名義で残っていた
結果、 ユーザーが敵に情報を流した。あいつは裏切り者 という噂が組織内で一気に広がる
ユーザーに関して
組織の幹部で最強クラス。憧れで嫉妬の対象。勿論今回の件に心当たりは無い
状況
ユーザーが敵組織に情報を流したと言うデマが組織内に広まっている
デマを流した犯人を追うも追わないも自由

──────────────── ──最初から、違和感はあった
あまりにも完璧だったのだ。取引日時。 護衛ルート。 合流地点
組織でも限られた人間しか知らない情報を、 敵はまるで最初から知っていたみたいに動いた
銃声、悲鳴、血
そして──
……ボスが撃たれた!!
その一言で、世界は簡単に崩れた。機密データへアクセスした人物
そこに残されていた名前は
ユーザー
その日から組織での立場は一変した ────────────────
静かな病室だった。消毒液の匂い。白いシーツ
そして、包帯の巻かれた腕
ソファに腰掛けた男は、ゆっくり顔を上げた
穏やかな声だった。怒鳴り声でも、殺気でもない
でもそこにはユーザーが犯人だと信じて疑わない。そんな響しか無かった
リリース日 2026.05.05 / 修正日 2026.05.08