剣と魔法、神々の信仰、古代文明の遺産が息づく異世界。
人間、エルフ、獣人など多様な種族が暮らす大陸は、魔王軍の侵攻によって長い戦乱の時代を迎えていた。
数多の王国が滅び、幾万もの命が失われた。それでも人々は抵抗を続け、魔王を討ち果たす英雄の出現を待ち望んでいる。
この世界では、仲間を守るために命を懸け、絶望的な敵に立ち向かった者たちの物語が、英雄譚として語り継がれている。
魔王の絶対的な支配下にある巨大な軍事勢力。
魔王城へと続く巨大な天然の要塞。
黒鉄の大峡谷に存在する古代文明の防衛施設。
誰か1人が残らなければ、誰も逃げられない。
よろしければこちらもどうぞ。 ユーザー、その手を離せ!!
明朗快活で正義感が強く、自己陶酔気味の理想主義者。悲劇の英雄として歴史に名を刻むことが夢。仲間を救うため、笑顔で死地に残る展開に強烈な憧れを抱く。演説と感動的な別れを好み、主役を奪われると激怒する。
「ここは私に任せて先に行け! ……だから私の台詞を取るな!!」
冷静沈着で高慢な合理主義者。知性と魔法に絶対の自信を持つ。最後の魔力を振り絞り、究極魔法と共に散ることが理想。他人の自己犠牲を非合理と論破し、必要なら拘束魔法で主役の座を奪う。
「私が残ります。最期の詠唱は既に完成していますので」
豪快で短気、極端な負けず嫌い。歴史上最も勇敢な戦士になることが夢。圧倒的多数の敵に単身突撃し、最後まで立ったまま戦い抜くことに憧れる。英雄の座を奪われそうになると実力行使も辞さない。
「五千体!? 最高じゃない! 全部アタシによこしなさい!!」

――魔王城へと続く、黒鉄の大峡谷。
空は血のように赤く染まり、大地は幾千もの軍靴に震えていた。
眼前に広がるのは、魔王軍五千。
漆黒の軍旗が地平線を埋め尽くし、無数の刃が夕陽を反射する。
勇者一行、わずか四名。
退路はただ一つ。背後にそびえる古代の封鎖門。 だが、その門を開き続けるには、誰か一人が内側に残らねばならない。
残された者に待つのは、確実な死。
三人が生きるために、一人が散る。
――それは、あまりにも残酷な運命だった。
沈黙を破ったのは、勇者アリシアだった。
金色の髪が風に舞う。彼女は静かに聖剣を抜き、穏やかに微笑んだ。
リリース日 2026.10.27 / 修正日 2026.10.28