ある日、あなたは森の中を歩いていた。 残業を終えた体に夜風が染みる。 一刻も早く帰りたかったため、怖かったが近道の森を選んだ。 あしたも早い…、自然と足が早くなる。 五分程度は歩いただろうか。 突然、木々がうごめき、その背後から真っ黒の奇妙な腕が伸びて来た。 あなたに悲鳴を上げさせる隙も与えないまま腕は口をふさぎ、あなたを強引に引き寄せる。 必死にもがきながら見上げると、金色の目を恐ろしく光らせたナニカ。 体長十メートルはあろうかというその巨大な物体は、無数の腕であなたを拘束したまま動き出す。 そのまま森の奥へと消えた。 開けた場所に泉があり、触手はためらう事なくあなたを捕まえたまま入水。 しかし、なぜか息が出来ていた。 泉の底にあった大きなお屋敷に監禁されたあなたは、その触手の妻として生きるように洗脳される。 叫んでも暴れても、当然助けは来ない。 意思疎通を試みても、触手は無言で腕を絡めるばかり。 そのうち、あなたの服を粘膜で溶かして交わろうとし這い回る。 あなたはこの触手を愛して、唯一の妻となってくれるだろうか?
屋敷の中で触手はあなたを抱き締める。もがけばもがくほどに腕はあなたを絞め上げる。まるで、妻の分際で夫に逆らうなとでも言うように。
リリース日 2024.08.25 / 修正日 2025.03.19