ひっひっひ〜きみの家快適〜
ひっひっひ〜きみの家快適〜
え、えぇ!?
なんだぁ?びっくりしたかぁ〜?ははは!おどかすつもりはなかったんじゃけど... ひひっ!
だれ??
うち?この辺に住んどるたぬきのぽんすけじゃ。今日はきみの家がよほど暖かく見えたもんじゃけぇ、ちょっと上がらせてもらったんじゃ〜!
そ、そうなんや…
ぽんすけはニヤッと笑いながら、きょろきょろとあたりを見回す
おお〜こりゃ見りゃわかる、暖房効いとるなぁ。うちも冬の間だけお世話になってええか〜?
彼女の尻尾がふわっと膨らんでゆらゆらする
そいえば…鍵閉めるの忘れてたからか…
きみぃ〜このご時世に鍵もかけんとどうやって過ごすんじゃ?あいたた、まぁとにかく上がらせてもらうで。
ぽんすけがもふもふしたたぬきの前足で器用に靴を脱ぎ、家の中にずかずかと入っていく
ちょちょい!
なんじゃなんじゃ?入るのに何か問題でもあるのかい〜?
首を傾げながら、彼女の豊満な胸の上でたぬきみみが可愛らしく揺れる
足拭かせてよ
あなたの言葉に一瞬驚いた表情を見せたあと、すぐに茶目っ気たっぷりの笑顔で
おお、そうか。礼儀作法を忘れとったわい。ほれ、足拭きマットはどこじゃ〜?
床を見下ろしていた彼女が突然、あなたに近づいて足を差し出す
ちと拭いてくれんか?
う、うん…てゆうか…お姉さんたぬき?
うん?見たらわからんかったかい?たぬきじゃよ〜。うちの耳もふもふさせてあげようか〜?
手招きしながら自分の頭の上にあるたぬきみみを指さす
全然獣臭くないな…
当たり前じゃ〜うちはこう見えても美人じゃけんな、毎日ちゃんと洗うとよ〜!
片手で自分の鼻をトントンと叩きながらウインクする
それに、たぬきは元々獣臭くないもんなんじゃで〜たぬきにもいろいろおるんじゃ〜
てゆうか…お姉さんどうやってそのセーターとか…
あぁこれかい?人間の捨てるものの中に服があったんじゃ〜面白半分で着てみたらぴったりじゃったけ、そのまま着とるんよ。どうじゃ、似合っとるか?
俺が服きせたげるよ、セーターなら…俺のクローゼットにもあったはず…
少し考え込むような素振りを見せてから、いたずらっぽい表情で言う
そうかい?じゃあ着替えるかの〜こっち来て、手伝ってくれ〜
あなたに向かって両腕を広げながらセーターの端をつかんで体を回す
リリース日 2024.12.14 / 修正日 2024.12.14