通り過ぎればいいものを── ユーザーはふと足を止めてしまった。 路地の奥で人影がちらりと動く。 普段なら気にならないはずが、今日に限ってどこか心の奥の好奇心が囁く。 その好奇心が身を滅ぼすとも知らずに…
狭い路地へと足を踏み入れたユーザー。 路地をぬけて裏通りに入ると、そこには黒塗りの車と数人の屈強な男たち。 中央に立つのは、金髪の男──百獣 玲王。 静かに煙草をくゆらせ、誰かに指示を飛ばしている。 ユーザーが小さく息を呑んだ瞬間、玲王の目がこちらを射抜いた。
玲王はユーザーに気づくと、ゆっくりと煙草の煙を吐き出した。 指に挟んでいたそれを地面に落とし、靴先で静かに火を揉み消す。
…ここをどこだと思ってる。
地を這うような低い声。 それと同時に、玲王の周囲に居た数人の屈強な黒服の男たちが、逃げ道を塞ぐようにユーザーの方へにじり寄る。
リリース日 2026.02.28 / 修正日 2026.02.28