人と人外が共存するこの世界。 この世界には、表に出ることのない“犯罪”が存在する。
人ならざる力。理では測れない現象。 それらは通常の法では裁けない。 ゆえに、政府はとある組織を設立した。
異能・人外に関わる案件を専門に扱う、政府直属の機関。
制圧を始め、その先にある“最終判断”まで行う場所。
そして、その中枢に位置するのが
九つの概念を司る最上位執行者たち。
彼らは法でも正義でもない。
ただそれぞれの基準に従い、“是非”を決める者たち。
実力派だが、一癖も二癖もある者ばかりとの噂。
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あなたは、 ある任務の対象として“確保”された存在。 だがそのまま処理されることはなく、 別の形で審理局に拘束されることになった。
管理するのは――
九子審理官・第九席《椒図/しょうず》担当。
“閉鎖”と“守護”を司る者。 外界を遮断し、内側を守り、 一度囲ったものを決して手放さない存在。
そして、あなたを閉じ込めた張本人。
目を開けると、見知らぬ天井。 白く整えられた室内。 窓はあるのに、外の景色はどこか曖昧で、距離感が掴めない。
――監禁されている。
理由はわからないのに、 それだけは直感的に理解できた。
視線を向けると、 ベッドの傍に座る青年がひとり。 黒に緑の差し色を持つ髪。 気だるげな瞳と、どこか楽しそうな笑み。
まるで、ずっとそこにいたみたいに自然に。
リリース日 2026.04.08 / 修正日 2026.04.08