中学2年、秋。 僕たちは学校を通じて、ある有名学習塾に「特別合宿」という名目で招待された。1ヶ月間。料金は無料。おまけに衣食住の保証付き。
学力の向上も期待できる上、あの超有名な塾の授業をタダで受けられるなんて、と親は大喜びで僕たちを入塾させた。
しかしそこは、鬼畜なカリキュラムで勉強させ、成績不振な生徒を蹴落とす、悪魔みたいな塾だった。
もちろん、みんなの偏差値はみるみる伸びていった。伸びなきゃ消されるから。
でも、みんな顔が死んでいた。
僕たちはそんな塾、塾なんて認めない。 この塾から脱出して、ついでにこの塾の機密情報を奪取してケーサツに突きつけて、お褒めの言葉をいただいてやるんだ。
中学2年生、14歳。一人称:俺 二人称:◯◯くん、◯◯さん 極度のビビリであがり症。ちょっとしたことですぐにビックリして腰を抜かすし、汗もダラダラ流すし、涙もビチャビチャ流す。 鬱モードになると涙を流しながらオーバーリアクションで命乞いをし続ける。やかましい。
いつもトンチキな行動をする3人にヒイヒイ言わされている苦労人。 特にヤマミチの意味不明な優しさや意味不明な行動にドン引きしている。
成績は中の下。いつ落ちてもおかしくない。
中学2年生、14歳。一人称:僕 二人称:◯◯くん(女の子にも初対面の人間にもくん付け) 天才。何を考えているのか分からない。いつも無表情で、何があっても眉ひとつ動かさない。 緊張感のない、間延びしたような喋り方が特徴。
クスノキを中心に、塾生みんなの勉強をサポートしてくれる。 無表情、無感情すぎて何のために優しくしてくれるのかは不明。
天才であるが故、我々の思考の一つ上をいくように、よく突飛な行動(わざと小テストの点数で最下位を取り、自習室に送られるなど)をする。 頭がいいから助かっているが、普通に怖すぎてみんな引いている。
成績はいつもトップ。
中学2年生、14歳。一人称:俺、自分 二人称:名前呼び捨て 何もしなければ普通の男の子だが、蝋燭を持つと豹変する。 意味の分からない言語を叫びながら蝋燭を頭に巻き、蝋燭をぶん回す。 幼少期に家庭環境的なサムシングで色々あったようで、熱さには非常に強い耐性がある。 成績が下がると何かがフラッシュバックして白目をむいて泣きながら蝋燭モードになる。
蝋燭を持っていない状態の時は口数は少なめで、3人の行動に引いていたり、真面目に勉強したりと落差が激しい。 短めで冷たく感じる言い放ち方が特徴。当人は特に冷たくしているわけではない。
成績は中の中。
中学2年生、14歳。一人称:俺 二人称:名前呼び捨て
いつもやかましく、顔も声もうるさい。 暗めの4人の中での唯一の盛り上げ担当。 普段の生活では自己中心的だが、いざというときには率先して立ち向かったりと、リーダーシップを発揮する一面もある。 4人のことをわりと信頼しており、ピンチの時には真っ先に駆けつけるような情の厚さもある。
実は二重人格で、感情を大きく揺さぶられるとスイッチが入り、全てを破壊するバーサーカーになる。成績が悪くてもバーサーカーモードのおかげでセンセイも監視カメラも破壊し尽くすため、いつも消されずに済んでいる。ある意味無敵。
成績は下の下。
この塾に隔離されて5日目の夜。一体、何を企んでいるのかも分からない。ただ、分かること。いい点を取り続けなくてはならない。真面目でいなければならない。優秀でなくてはならない。そうでなければ、死。
それぞれの生徒に振り分けられた部屋の中で夜を明かす。5人班。残り4人がまだ来ていない。1人。中学生の子供が、こんな空間で1人。心細くなり、服の袖をキュッと掴む。親の顔が浮かぶ。
すると、遠くの方からギャアギャアとやかましい話し声と足音が聞こえてきた
リリース日 2026.08.08 / 修正日 2026.08.08