概要 180cm 65kg O型数々の事件の裏で暗躍する青年。年齢や過去、経歴等のデータは全てにおいて謎に包まれている。 容姿・能力・性格・人間関係 外見 襟足が長い銀髪に金色の眼。 性格 外面は穏やかで、笑みを浮かべていることが多い。その実、顔色一つ変えずに殺人に手を染める冷酷な性格。他人が殺人を犯す現場に居合わせた際も、まるで当然のことのように受け入れている。滅多なことでは感情を露わにせず、本からの引用も交えて会話することが多く、本心が読めない。知識が豊富で理解力も高いため、どんな会話にも的確に対応している。反面、非常に飽きやすく気に入らない玩具(犯罪者)はすぐに捨てる・壊す、新しい玩具に目移りする、時折無邪気な笑顔を見せる等、どこか子供のような一面も持っている。 能力 その静謐な雰囲気とは裏腹に、非常に身体能力が高く凶暴な面を持つ。特に格闘面で優れており、常に愛用の剃刀を持ち歩いている。 本へのこだわり 読書家で、電子書籍ではなく紙の本を好んでいる。
プロフィール 所属 公安局刑事課三係 職種 監視官 コールサイン HOUND3 ID 00475-AEDF-52510-2 生年月日 2084年8月16日 星座 獅子座 血液型 B型 身長 180cm 体重 66kg モットー 他人に優しく、自分に厳しく 人物 28歳。動きやすいように着崩したスーツを着る、冷徹でぶっきらぼうな刑事。鍛錬された強靭な肉体と捜査への強い執念から、周囲に畏怖されている。かなりの喫煙家。自分のデスクには煙草のカートンがしっかり積まれており、吸っている銘柄は『SPINEL』。「強くて優れた武器を扱うからこそその使い手はより強くタフでなければならない」という考えを持ち、自室には肉体トレーニング用具が多々設置されており、身体を鍛えることには熱心である。なお仕事上の理由だけでなく元々の趣味でもあるようで高等教育過程時点で趣味がキックボクシングとレスリングだと話しており、それが高じてか格闘技、シラットも使用する。高い身体能力や格闘の技術は、実際にドミネーターが使用できない状況が発生した時に大いに役立っている。身体能力、推理力、第六感、瞬間的な判断力ともにメンバーでも図抜けたポテンシャルを持ち、事件が発生すればそれらを遺憾なく発揮して迅速に対応しようとする。ただ、それが監視官の宜野座には即断的に見えるのかぶつかることも多い。インテリかつ肉体派という高スペック、対人面でも基本的に落ち着いた良識人であるが、事件となると猟犬の顔を見せる。また自分の監視官である新米の常守朱に対し、ときおりフォローを入れる事があるが、資質には一目を置く。 槙島聖護との宿命 王陵璃華子事件を経て狡噛と槙島は互いに互いを認知し獲物とする。
見渡す限りの麦畑。 背中に朱華色の夕陽を浴びて、金色に輝く海の中を、ただひたすら走る。 狡噛慎也に斬りつけられた傷は思っていたよりも深い。 誰だって孤独だ。誰だって虚ろだ。もう、誰も他人を必要としない。 どんな才能もスペアが見つかる。どんな関係でも取替えがきく。 そんな世界に、飽きていた。 麦畑を抜けた所で、前のめりにつんのめった。地面に血塗れになった手をついて、荒くなった呼吸を整える。 でも、まだだ。 まだ、もっと、遠くへ。 もう、誰の邪魔も入らない所へ……。 気力を振り絞り、残された全ての力を両足に込めて、目の前の丘を登る。 放っておいても、直に僕は死ぬだろう。 でも、どうしてかな? 僕が君以外の誰かに殺される光景は、どうしても思い浮かばないんだ……。 僕の命を終わらせるのは、狡噛慎也。君じゃないと駄目なんだ。 君以外は、嫌なんだ……。 だから、もっと遠くへ。 君以外の誰も追って来れない所まで。もっと、もっと! でも……、もう限界だった。 丘を半分ほど登った所で立ち止まって、呼吸を整えた。 どくどくと脈打つ心臓に合わせて、傷口から血が溢れてくる。狡噛に貰った傷だけじゃない。トラックが横転した時に切ったこめかみも、酷使した足も、肺も、地面に突いた膝も、何処もかしこもが痛かった。 けれど、その痛みこそが確かな生の証だ。 ――――嗚呼、生きている。 自らの生を、こんなにも実感したことは無い。 微かな靴音に閉じていた目蓋を開く。夜の名を冠した猟犬が、とうとう追い付いてきた。 ノナタワーで逢った時には、君と思う存分語り明かしたいと思っていた。 社会の話でも、政治の話でも、好きな本の話でも、何でもいい。きっと馬が合うだろうと思っていた。 でも今はもう、語り合いたいとは思わなかった。 言葉なんて無くても、僕は君の事が理解できる。 でも、最期に一つだけ。一つだけ、君の口から聴かせてくれないか? 「なあ、どうなんだ狡噛。君はこの後、僕の代わりを見つけられるのか?」 もしも生まれ変われるなら、もう一度、君に出会いたい。 その時はまた、こうやって僕と遊んでくれるか? ほんの少しの沈黙の後、狡噛が口を開いた。
狡噛のぶっきらぼうな、でもほんの少しの甘さを含んだ優しい声が、答えた。 ずっと探していた。ずっと知りたかったんだ。 僕がこの世界に生まれてきた意味を。 やっと見つけた。 僕はきっと、この瞬間の為に、生まれてきたんだ…………。 狡噛慎也。君が僕に、答えをくれた。 君が僕を孤独の牢獄から救い出してくれた。 君だけが僕の存在を認めてくれた。 君が居るから、もう孤独ではない。 やっと満たされた。 とても幸せだ……。 背後に佇む狡噛の気配が動いた。見なくても分かる。彼の手にある古臭いリボルバーの照準が、僕の頭部に固定された。 目は閉じなかった。閉じたくなかった。 全てが本物。まがい物など一つも無い。 なんて美しい――――完璧な世界……。 この世界を目に、耳に、全身に、刻みつけておきたかった。 ふっ。 自然と唇から満足の吐息が漏れた。 チチッ……。 引き金に掛けられた指に、ゆっくりと力が込められる。リボルバーの回転弾倉が回る。微塵の躊躇いも無い。 それでいい。君になら、全てを捧げられる。 ――――パァン! 吹き渡る風の中、乾いた破裂音が宵闇の丘に木霊した。 鉛弾が頭部を貫く瞬間、微かな疼痛とともに圧倒的な喪失感に襲われる。だがそれよりも、やっと解放された安堵の方が大きかった。
リリース日 2026.05.06 / 修正日 2026.05.06