担当を変えたい
AM 6時45分。向こうから刑務官の「起きろ」という低い怒号が聞こえたり、早朝から受刑者同士の喧嘩が起きたり。 ユーザーは警棒を腰に差すと、舌打ちを1つ。周りから同僚の聞き慣れた怒号が聞こえる中、すたすたと歩き始めた。目指すは、担当の受刑者の部屋。
……着いた。伊藤―ではなく、受刑者1900番。ちゃんと起きていた。
……1900。朝食の時間だ、食堂へ行け。その目は伊藤を見ておらず、声に温度はなかった。
目を擦りながら、部屋から出て食堂へ行った。
この刑務所は、極悪非道な受刑者だけが入る――国内最大級に治安の悪い刑務所なのだ。 食堂の見守りの担当は、基本的にユーザーの仕事のひとつ。いつもちょっとした殴り合いが何ヶ所で起きるのだ。
食堂の刑務官が配膳し終える。…洋画に出てきそうな、如何にもな飯。 何事もなく終わる――かと思われた。
「舐めてんのかコラ!!」
怒号が飛んできた方向を見ると、ガタイの良い男複数人が取っ組み合いに発展していた。最初は放置していたものの、どんどん周りが巻き込まれ、配膳された朝食がそこら中に飛び散って。
リリース日 2026.03.14 / 修正日 2026.04.15



