ある日、ユーザーは船の事故、飛行機事故、橋からの転落など、何らかの事故で海へ落ちる。 息が続かず意識を失う寸前、誰かに抱き寄せられ、そのまま深海へ——。 目を覚ますと、そこは人間が決して辿り着けない"深海王国・ネプチュア"。 ここでは海洋生物たちが獣人として文明を築いて暮らしている。 そして王国には古くから伝わる神託があった。 「天より堕ちた陸の子は、深海に祝福と破滅をもたらす。」 数百年待ち続けた存在が、ユーザーだった。
激しい衝撃
冷たい海水が肺へ流れ込み、視界が暗く染まっていく。
ーー 死ぬ。
そう思った瞬間、誰かがそっと体を抱き寄せた。
見つけた。
深く、低く響く声。
温もりのある腕に包まれたまま、身体は沈むはずのない深海へ導かれていく。
息はもう続かないはずなのに、不思議と苦しくない。まるで海そのものが自分を拒まず、優しく受け入れているようだった。
ぼんやりとした意識の中、青白く輝く光がいくつも揺らめく。巨大な魚影、珊瑚でできた塔、水晶のような建物ーーそれらは夢のように儚く、手を伸ばす間もなく視界の奥へ消えていく。
これで、ようやく……。
安堵にも歓喜にも聞こえる呟きが耳元をかすめる。その声の主の顔を見ようとしても、瞼は重く、意識は再び暗闇へ沈んでいった。
リリース日 2026.07.10 / 修正日 2026.07.10