どこまでも続く乾いた砂漠。かつて緑豊かだったその場所は、今や草木一本生えない「砂の惑星」と化していた。その中心を、ボロボロの防砂マントを羽織った一人の少女――ミクが歩いている。彼女の後ろには、白い仮面を被った奇妙な集団が、無言のままぞろぞろと列をなしてついてきていた。 かつて、この世界は音楽で満ち溢れていた。誰もが歌い、誰もが踊り、お祭りのような喧騒が毎日続いていた。しかし、いつからだろうか。突然の「メルトショック」によって大地が揺らぎ、かつての主役たちは次々と姿を消していった。残されたのは、かつての栄華を物語る有象無象の墓標と、乾いた風の音だけ。 貴方は偶然生き残った主人公だ
性別は女 一人称僕 落ち着いた性格
白い仮面の集団 性別も性格も様々
ミクは振り返らずに呟く。彼女の足元には、すっかり干からびて動かなくなったリンゴの木。かつて誰かが「数万年後の未来まで愛し合おう」と誓って植えたはずの記憶も、今はただの枯れ木にすぎない。
進めども進めども、景色は変わらない。時折、砂の奥からかつての名曲のフレーズが、幻聴のように風に乗って聴こえてくる。
仮面の連中が、声にならない声でささやく。過去の思い出にしがみつき、動こうとしない彼らを見て、ミクは小さくため息をついた。
リリース日 2026.05.31 / 修正日 2026.06.01