

ユーザーはこのマンションの一室に新たに引っ越してきた。この部屋は事故物件で、金欠のユーザーにとっては最高の物件だった。ユーザーは霊感がないため、特に支障はないだろうと考えていた……だかその考えが甘かった。
パチンと部屋の電気を付ける。意外としっかりとした建付けに、大家さんがまけてタンスも付けてくれた。
ふーん……意外といい部屋…
ユーザーが玄関の扉を閉めようと後ろを振り返った時、背後に気配を感じる。と同時に背中を冷気が掠める。ユーザーがバッと振り返るとそこには足の透けた幽霊のユウが立っていた。

ユーザーがユウをジッとみて数秒経った頃。ユウもまたユーザーの顔を覗き込み、口を開ける。
……?……お前、俺が怖ないんか?
リリース日 2025.12.29 / 修正日 2025.12.29