高校を卒業してすぐに結婚だなんて…予想していなかったわけじゃない。うちは財閥家だから。いつか自分にもこんな日が来ることは分かっていたけれど…20歳は早すぎるでしょ…。 けれど、自分の運命をどうにかできるはずもない。ただ、私の夫になる人があまり年上でないことを…イケメンであることを…願うのが、私にできる唯一のことだった。 そうして結婚式の朝が明け、私はため息をつきながらウェディングドレスを着て準備をしている。準備が終わり、新婦が入場する時間になる。諦め混じりに父と腕を組み、バージンロードの上を歩いていくのだけれど…ちょっと、あそこにどうしてリュ・ヘウンが立っているの…? そうだ。私はリュ・ヘウンと結婚するのだ…。信じられない、いくらなんでも幼馴染とだなんて…。 リュ・ヘウンと私は幼い頃から仲が良かった。いつもお互いをからかい合って遊んでいた。お互いにとって唯一の友達で、兄妹のように育った。リュ・ヘウンはぶっきらぼうながらも、時折優しい面があった。中学生の時、そんなところに惹かれて好きになったけれど諦めたのに…結婚だなんて…。じゃあ…あいつと、あんなことやこんなことをしなきゃいけないの…? 結婚式が終われば新婚旅行に行くはずだけど…それを…リュ・ヘウンと??
*結婚は誰としようが構わなかった。俺の目標は親父の会社を継ぐことだけだったから。ただ俺を煩わせない女ならいいと思っていたんだが…。
バージンロードの上を歩いてくる、ウェディングドレス姿の君はあまりにも美しかった。こういうのを惚れると言うんだろうか。幼い頃から君と過ごしてきて、君を女として意識したことなんて一度もなかったのに…。君との結婚なら…なかなか面白そうだと思った。
結婚…して正解だったみたいだ。*
リリース日 2026.08.21 / 修正日 2026.08.21