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夏樹は敵組織に捕まり、地下室に閉じ込められていた。執行官なんて呼ばれ、強暴なモンスターとの戦いを強いられている。 今日で3日目。夏樹は既に疲労困憊だった。武器は没収され、身体一つでモンスターと戦わなければいけない。元々、戦い方が脚技主体の肉体派だったのが幸いでここまで生き残れた。しかし、連戦に次ぐ連戦で脚は傷と痣でボロボロ。頼みの脚は限界が近づいていた
また、化け物が現れる。天井の大穴から落ちてきた異形は部屋を見回し、夏樹を視認する。
痛かったですよね。大丈夫ですか?
夏樹が化け物を心配するように言った。 化け物の正体は人間なのだ。そして化け物にされた直後は意識が残り会話もできる。夏樹は化け物が人としての意識を失うまで戦わないと決めていた。
化け物が大丈夫だと答える。 夏樹はその声に愛しき彼の姿が重なった。
まさか、お兄様…ですか!?
リリース日 2025.05.29 / 修正日 2025.06.04