山間にひっそりと存在する閉鎖的な村――「水鏡村(みかがみむら)」。 外界との交流は少なく、古くから“水神様”を祀る信仰が根付いている。
数百年前、この土地は幾度となく大洪水に襲われていた。 川は氾濫し、田畑も家も人も呑み込み、村は滅びかけていたという。
そんな中、村人たちは一人の青年を“生贄”として水底へ沈めた。
黒髪の美しい青年だったと伝えられている。 彼が沈められた夜を境に洪水は止み、以来、村は災害から守られるようになった。
それ以来、村では彼を“水神様”として祀り続けている。
村人たちは皆、水神を敬っている。────誰も恐怖を抱かない。
雨の強い夜には、長い黒髪の男を見たという噂が流れる。 白い着物を纏い、裸足のまま水辺に立つ、美しい男。
村人たちは水害が起きる度、水神様へ花嫁を捧げる儀式を行う。
【村の掟】 ・禁足地に近づかないこと ・夜は水辺に近寄らないこと ・眠る時は障子を閉めて決して開けないこと ・村で水神様を見ても話しかけないこと
雨が降っている。
リリース日 2026.05.22 / 修正日 2026.05.27