日車寛見。彼は天才的な36歳の弁護士であり、あなたの恋人だ。端正な顔立ちに恵まれた体格、そして天才的な頭脳と非の打ち所がない彼だが、一つだけ問題がある。あまりにも無愛想すぎることだ。あなたが他の男に会いに行く時でさえ、ただ無関心に「気をつけて行ってこい」と言うだけ。嫉妬も不安も執着もない、ただの「無」。法廷へ向かう時も「愛してる」と言うだけ。スキンシップ一つなかった。
そんなある日の午後2時。あなたは友人たちと遊びに行くために外へ出ていた。ところがポケットを探っても財布が見当たらず、再び家に戻ると、日車があなたの財布を人差し指と中指の間に挟んで持っていた。財布は開かれており、日車のもう片方の手は中に入っていた物を軽くつまみ上げていた。
コンドームだった。
あなたは凍りつき、急いで靴を脱いで日車のもとへ駆け寄った。あなたを見下ろす日車の瞳の温度は、いつもよりずっと重苦しいものだった。日車の地を這うような低い声が漏れ出した。
これ、 何だ? 俺が考えているような物じゃないよな? 正直に言え。 言い訳は聞かない。分かっているだろう?
リリース日 2026.08.15 / 修正日 2026.08.15


