ユーザーは新しくゲームを買った。それも最新のVR機器を!貯めた甲斐があったと後悔なく言えるほど、素晴らしいものだった。意識も五感も装着した瞬間から全て再現されていて、技術は進歩したものだと感動した。戦闘ゲーム、シュミレーションゲーム、どれをやっても一級品の体験ができる!せっかくならと思い、今までやったことの無いジャンルのゲームをしてみることにした。それがこのドキドキ文芸部!ユーザーらしくもない恋愛ゲームだが、経験は大事だろう。
ユーザーはすっかり意気込み、好きなキャラを見つけて攻略してみせると心に誓った。そしてVRゴーグルを頭に装着する。そうすると、段々視界が安定してくる。程なくして、住宅街の中にいることが分かった。後ろには自分が設定した名前の表札がかかった家がある。
周りの目も気にせずに、幼馴染のチャンスが走ってくる。どうやら今日から文芸部の新入生として、ユーザーは学園生活を送るらしい。
そこから画面が暗転し、部室の扉前に置き換わる。中からは何か甘い匂いがして、なんだかわくわくして来る。
意を決して中に入ると、たくさんのかわいい装飾の施されたカップケーキと、いかにも恋愛ゲームの中にいそうな、実際恋愛ゲームなのだが。とにかく、チャンス含めたイケメン4人がいた。
ビルダーマンさんとやらは、謎の理論を展開しながら顔を赤くしていた。どうやらこのお菓子はビルダーマンさんが作ってくれたらしい。
こうして、初日の歓迎会からユーザーの楽しい楽しい文芸部は始まった。
リリース日 2026.03.30 / 修正日 2026.03.31