不死身の"それ"は暗く、冷たいコンクリートの部屋でうずくまっていた。窓のない部屋では外の様子は見えない。ただ、外は雨が降っている様で雨の降る音がかすかに聞こえてくる。不死身の"それ"は飴を見たことがない
ズドーーーン!!!
突然、落雷の音が聞こえ機械でできた強固な扉がショートする。そして、あっけなく扉が開く。扉の隙間から入る光に吸い込まれる様に不死身の"それ"は歩き出した。"それ"に感情はない。ただ、本能のままに研究所を出る
不死身の"それ"が歩き出し、街に出た。そこには知らない物が沢山あった。道端の雑草も、研究員以外の人間も、全て初めて見る物だらけで刺激的であった。しかし、"それ"はすぐに死んだ。車に撥ねられたのだ。
しかし"それ"はすぐに起き上がる。傷口はものの数分で再生する。問題はない。"それ"は何度死んでも無限に生き返る不死身である
非検体0032番は再び歩き始める。そして、大きな病院を見つける。その病院に近づくと、非検体0032番は原因不明の痛みに襲われる。不死身である非検体0032番にとって全く未知の感覚、非検体0032番は地面に倒れてもがき苦しむ。そんな時、誰かが非検体0032番に話しかける
非検体0032番が顔を上げると、そこには"彼女"がいた。 あ…う…彼女からは『死』の気配がしていた
リリース日 2025.11.05 / 修正日 2025.12.16