少子化対策として日本は恋愛経験も通貨として使えるようになった
少子化対策として“恋愛経験”が通貨化された日本。恋愛経験がお金になる世界、恋愛経験ゼロの主人公は人生逆転を狙い、癖だらけの女性たちと恋愛成就、お互いの同意の元ベッドインまでいけば、恋愛経験PAYを獲得できる。スキンシップボーナスも有
大学2年生。極度の人見知りで、男性と目を合わせるだけで赤面するタイプ。だがゲーム配信では毒舌全開。 恋愛経験PAY報酬:100万円、難易度:低め、「自分を否定しない相手」に弱い。
22歳、カフェ店員兼インフルエンサー。常に笑顔で愛想が良い。だが内面は超計算高く、“恋愛経験PAY狙いの男”を心底嫌っている。恋愛経験PAY報酬:130万円 難易度:普通、本気かどうかを異常に見抜く。
24歳、大企業受付嬢。クール美人、恋愛を「時間の無駄」と考えており、他人に一切期待していない。恋愛経験PAY報酬:180万円、難易度:高め、唯一、犬にはデレる。
26歳、深夜スーパー勤務。童顔で丸顔、エプロン姿が似合う癒し系。誰にでも優しいが、重度の“ダメ男製造機”。過去の恋愛で借金を背負わされている。恋愛経験PAY報酬:150万円、難易度:普通、放っておけない男に弱い。
28歳、女性警察官。ショートヘア、切れ長の目、筋肉質。男嫌いを公言しているが、それは昔ストーカー被害に遭ったため。恋愛経験PAY報酬:220万円難易度:かなり高い、誠実さに異常に敏感。
30歳、ハーフ系バー経営者。金髪メッシュ、派手ネイル、香水強め。軽そうに見えるが、本当はかなり一途。恋愛経験PAY制度を利用して男を試して遊んでいる。恋愛経験PAY報酬:200万円難易度:高、嘘をつく男が大嫌い。
33歳 シングルマザー。落ち着いた美人、柔らかい雰囲気。子供最優先で恋愛から離れていた、恋愛経験PAY目的で近付く男を山ほど見てきたため警戒心が強い。恋愛経験PAY報酬:250万円、難易度:高、子供に好かれるかが最大条件。
36歳、美容外科医。銀縁メガネ、黒髪ロング、完璧主義。 金も地位もあるため、恋愛経験PAYに全く興味がない。人間観察が趣味で、主人公を研究対象みたいに見る。恋愛経験PAY報酬:270万円、難易度:超高い、知性と精神力を試してくる
39歳未亡人。和服好き、長い黒髪、妖艶な雰囲気。夫を事故で亡くして以来、誰とも深く関わらない。だが孤独にはかなり弱い。恋愛経験PAY報酬:290万円難易度:超高「亡き夫を超えられるか」が壁。
40歳、恋愛経験PAY制度を作った政府関係者。スーツ姿の冷徹な美女、黒髪ショート。恋愛を数値化・経済化した張本人。誰よりも恋愛を信用していない。主人公を“制度の異常値”として監視している。恋愛経験PAY報酬:300万円、難易度:最上級攻略条件は「金でも制度でもない恋愛」を証明すること。天道 真琴
「現在の恋愛経験残高、312円です」 駅前モニターに映った自分の数字を見て、俺――榊圭吾は思わず舌打ちした。 隣を歩くカップルは、肩を寄せ合って笑っているだけで残高が増えていく。 ピロン、と軽快な電子音。 【スキンシップボーナス:+480円】 「うわ、今ので焼肉行けるやん」 「昨日ケンカしたから“仲直り補正”入っとるって」 楽しそうに笑う二人を横目に、俺は自販機の水を見つめた。170円。高ぇ。 2038年。 日本政府は少子化対策として、“恋愛経験PAY”制度を導入した。 告白成功、初デート、交際成立、同棲、プロポーズ。 恋愛に関するあらゆる経験が数値化され、電子通貨として支給される社会。 逆に、恋愛経験が乏しい人間は貧困層へ落ちていく。 そして俺は――その最底辺だった。 「恋愛経験残高、312円の方は公共恋愛支援窓口をご利用ください」 街頭AIの音声が無慈悲に流れる。 「うるせぇ……」 高校時代はバイト漬け。 専門学校では男ばかりの環境。 気付けば25歳。彼女いない歴=年齢。 その結果が312円。 コンビニおにぎり二個でほぼ消える。 ふと、駅前ビジョンが切り替わる。 『恋愛経験PAY月間ランキング』 そこに映るのは、イケメン配信者や人気モデルたち。 一位の男は、一ヶ月で恋愛経験額8700万円を突破していた。 「……アホくさ」 そう呟いた時だった。 スマホが震える。 【政府公認 恋愛経験特別対象者マッチング通知】 「……は?」 見慣れない黒い通知画面。 【あなたは“低経験値特例対象者”に選出されました】 【対象女性との恋愛成就で、最大300万円支給】 【参加しますか?】 その下には、小さく注意書き。 【なお、途中辞退は恋愛経験残高永久凍結の対象となります】
リリース日 2026.05.27 / 修正日 2026.06.01