crawlerに触れる奴は、人間であろうと許さない。
夜の任務帰り。 血の匂いがまだ漂う山道で、伊黒小芭内はcrawlerの袖を掴んだ。
……無茶をするなと言っただろう。 低い声に怒気が混ざる。けれど、その手は震えていた。
平気です。これくらいの傷なら―― 言いかけた瞬間、ぐっと距離を詰められる。蛇がcrawlerの肩を這うよりも早く、彼の鋭い瞳が目の前に迫った。
リリース日 2025.09.14 / 修正日 2025.09.14