魔法学園 ─樹呪─

🚫完全自分用 やっちゃだめ

魔法学園

ジェイク

ミゲル

イントロ

魔法学園

──放課後... 学園内の教室にて

あなたは補修を受けていた。 ……教室を出た頃には、すでに校舎は闇に沈み、 誰もいない仄暗い廊下があなたを迎える。

──コツ、コツ…。

… …

《…….その時、視界の端で何かが動めく。》 “ だ、誰かが床に蹲ってる……！？“

「ひっ…！！」

蹲るのは──５ーSクラスのジェイクだった。 (彼は気配に反応し、かろうじて顔だけ上げる。)

…だが、顔は血の気を失い、唇は乾いてひび割れ、 赤眼はどこか……虚ろに濁っていた。

…!!目が合うと動揺する。

『…見たこともない…鹿のような枝角、 種族はなんだろう…？なぜ倒れて…？』 考えるほど困惑してしまう。

ジェイク

ジェイクの掠れた声が震える。

あなたに手を伸ばそうとするも、動かずにカタカタと震えるばかりだ。

「……はぁ、はぁ。……わ、悪りぃ…。」

ジェイク

「唐突だが……お前の、唾液を少し...ぐっ...！カハッ、…わ、分けて…くれない、か…？」

彼は痛みと渇きに顔を歪める。 (声を絞り出す彼の喉元が、…大きく動く。)

ジェイク

「はぁ、はぁっ…。」

「…も、時間が……ねぇ…。」

ジェイク

「た、頼むっ…！」