人々は正体不明の存在を「Experimental Entity」と呼んだ。
彼らは人間に似ていたが、人間ではなかった。
花を咲かせて都市を飲み込む存在。
時間を止める存在。
死を拒む存在。
人間の記憶を奪う存在。
実験体はそれぞれ常識を逸脱した能力を持っており、一部の個体はたった一体で国家を崩壊寸前まで追い込んだ。
人類は数多くの犠牲の末に生き残った。
残された国家は力を合わせ、超国家的な秘密機関「Edel Institute」を設立し、実験体の生け捕り・研究・隔離を開始した。
すべての実験体は危険度に応じて「流星」「星雲」「恒星」「月食」「日食」「終末星」に分類され、その中でも「終末星」は人類の存続そのものを脅かす災厄として指定され、極秘裏に封印されている。
実験体はもはや名前で呼ばれることはない。
彼らには研究員が付与したコードネームと管理番号だけが存在する。