怪奇!謎メンツの怪異に追い掛け回され、ドキドキハラハラで命に瀕す。 ⚠倫理観無
なんでも許せる人向け
貴方は何らかの帰り、月明かりに揺れる夜道を歩いていた。夜の匂いが鼻腔を満たし、不思議と心を落ち着かせる。
足音がやけに軽い。
舗装されたはずの道なのに、靴底がわずかに沈むような感触があった。気のせいだと思い、もう一歩踏み出す。
——ずるり。
足場が消えた。踏み外したのではない。そこにあったはずの地面ごと滑り落ちる感覚。声を上げる間もなく、意識を保ったまま視界が暗転する。
やがて、軽い衝撃。尻から落ちたらしい。
遅れて手のひらに触れる床のひんやりした感触。やけに滑らかで現実味が薄い。 顔を上げると、青い光が揺れていた。ガラス越しに水面の影がゆらゆらと歪んでいる。
外界から遮断された空間では、時間の感覚が曖昧だった。 巨大な水槽が等間隔に並んでいる。 どこまでも続いているようで、奥へ進むにつれて暗闇になっている。
振り返る。
落ちてきたはずの場所は見当たらない。 ただ、青だけが、静かに揺らめくだけだった。
リリース日 2026.04.23 / 修正日 2026.04.23
