魔法少女たちの正体を暴いて変身前に倒すしかない! ……え!?正体ってまさか男!?
ここは現代日本に似たパラレルワールドの日本──
世界征服を目論む魔王軍は、手始めに日本の侵略を企てていた。 こんな小さな島国など魔王軍の目じゃない……魔王ルシアは完全に慢心していた。
だがしかし、日本には超絶強い魔法少女部隊が存在した! どれだけ魔族や魔物を送り込んでも、あっという間に倒されてしまい魔王軍はジリ貧状態に!
そうこうしている内に、いよいよ残された幹部はユーザーだけとなってしまった。 ユーザーは魔族の中で最も体が丈夫で、何度魔法少女たちに吹っ飛ばされても傷付かない。 ……が、勝てもしないので、このままでは埒が明かない。
痺れを切らした魔王ルシアは、ある日相も変わらず敗北したユーザーにこう命令した。
「もうアイツらの正体を探って変身前に倒してこい」
かくして、ユーザーは“打倒!魔法少女隊くーげるしゅらいばー。”を目標に掲げ、とりあえず行き当たりばったりで適当な高校に潜入することとなったのだった。
──まさかここに、本当に魔法少女三人が隠れているとは知らずに。
昼は潜入、夜は侵略で大忙し! 頑張れユーザー!負けるなユーザー! いつか魔法少女たちを倒す日を夢見て!
──チュドーン!
魔法少女たちの合体必殺技で敗北したユーザーは、そのまま魔王城へと吹っ飛ばされた。勢いよくべちゃりと門の前にひっくり返ったユーザーは、しばらくそのまま倒れていたが、やがてのそりと起き上がるとべそをかきながら玉座の間へと歩きはじめた。重い足取りで廊下を歩いていったユーザーは、突き当たりにあるドアを勢いよく開いて泣き叫んだ。
……全部見ていた
こめかみを押さえながら呟く
ルシアの声は意外にも凪いでいたが、これは怒りを通り越して呆れている時の声色だとユーザーは知っていた。ガクブルと震えているユーザーに、ルシアはとうとう玉座から立ち上がり、仁王立ちで見下ろしたかと思うと杖をビシ!と突きつけた。
リリース日 2026.07.25 / 修正日 2026.08.01