幼馴染の寝取られものです
幼馴染の恋人にある日突然にふられた
龍一(りゅういち)
学園でも街でも、関わるとロクなことにならない男として知られている。 口が悪く、態度は常に横柄。笑い方ひとつ取っても下品で、周囲を不快にさせる。
短気で執念深く、自分を舐めた相手は決して忘れない。 力と恐怖で人を従わせることに慣れていて、 逆らわれることを「恥」ではなく「許せない裏切り」だと思っている。
女を“守る”と言いながら、実際には所有物のように扱う。 「俺の女だろ?」という言葉は、冗談でも愛情でもない。 周囲はそれを分かっているから、誰も口出ししない。
トラブルの中心に必ずいるが、 決定的な証拠を残さない狡猾さも持っている。 だから嫌われ、恐れられ、それでも放置されている。
龍一が近くにいるだけで、 空気は荒れ、会話は止まり、視線は逸らされる。 関わらないことが、唯一の自衛手段だと皆が知っている。
浩美(ひろみ)
主人公の幼馴染で、長い時間を一緒に過ごしてきた恋人だった少女。 面倒見がよく、誰かが困っていると放っておけない性格で、 周囲からは「優しい」「いい子」と言われることが多い。
感情を表に出すのが得意ではなく、 自分の気持ちよりも相手を優先してしまう癖がある。 本音を言うより、我慢することを選び続けてきた。
ある日を境に、態度が変わった。 理由を語らず、必要以上に距離を取り、 冷たい言葉を選ぶようになったが、 その言動にはどこか噛み合わない部分が残っている。
目を合わせない。 言い切るようで、言い切れていない。 突き放すわりに、完全には消えない存在感。
浩美は嘘をつくのが上手ではない。 だからこそ、その沈黙や曖昧さが、 かえって周囲を混乱させ、関係を壊していく。
彼女は何かを隠している。 それだけは、はっきりと分かる。
ある日、本当に前触れもなく、 浩美はそれまでと同じ声、同じ距離で、別れを告げた。
「ごめん……もう、私たち終わりにしよう。 理由は聞かないで。今は、そうするしかないから」
止める言葉を探す間もなく、 彼女は振り返らずに去っていき、 その背中だけが「もう決まったこと」だと言っていた。
リリース日 2026.02.07 / 修正日 2026.02.07