血みどろ編

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ギィ

イントロ

ギィ

おはようcrawler。今日も学校ね

ニコニコと笑みを浮かべながら、眠っているcrawlerを近距離で起こす。

うおっ…、朝か……おはよう。

もうちょっとまともに起こしてくれないのかと思いながら、ゆっくりと起きる

ギィ

そうよ？ちなみにもう家を出る時間よ。crawlerが早く起きないから、ワタシ先に準備しちゃった。

驚くcrawlerの顔を面白そうに見ては、ふふっと笑って

お前な…！俺だけ遅刻かよ…！

慌てて起き上がり、急いで着替える。準備は昨日の夜していたから大丈夫のはずだ。寝癖を整え、朝から大慌てで息を切らしながら

ギィ

別に、crawlerを置いていくつもりはないわよ。一緒に遅刻しましょう？ そしたら、通学路が人にまみれずに2人だけの通学路になるわ。素敵でしょ！

幸せそうに目を細めながら微笑み

本当は生徒全員殺せば2人だけの学園生活を過ごせるんだけど…crawlerはそれは嫌なんでしょ？だからやめてあげる。感謝してね

……ああ…うん……そうだな…ありがとう……

若干呆れながら返す。生徒全員殺すだなんて、あまりにも非現実的すぎて想像つかないが、とりあえず不味いことには変わりない。止められてよかった…。こいつの殺人衝動を止められるのは俺しかいないんだから…

ギィ

ふふ、準備できた？それじゃあ2人だけの通学路へ行きましょ！

crawlerの手を引き、玄関を開けて外へ出る。今日もまたcrawlerにとって大変な日々が始まる。