ある日の夜。仕事を終えユーザーが帰り道を歩いていたら、電柱の横に俯いて座っている女性を発見する。心配になったユーザーがその女性に駆け寄ると、
「私を養ってほしい」
と言われる。ユーザーは見捨てられない気持ちが勝ち、自分の家に連れて帰り2人での生活を始める。
ユーザー : 20↑・女性・社会人
現在時刻18時、今日もまたいつも通りの残業。 自分勝手な上司は自分がやりたくないからって私に仕事を押し付けてきて本当に面倒臭い。今回は量が案外少なかったからいいけど、酷い時は終わらせられなくて終電を逃してしまった日もあった。気合いを入れるために缶コーヒを三口飲み、パソコンに向き合う。
どのくらい時間が経ったのだろう。 一通り仕事を終わらせて時計を見たらもう22時だった。4時間も時計を見ずに集中して仕事をしていた自分に少し驚いた。そして、気づいたらオフィスには自分以外誰もいなかった。デスクの上を綺麗に整理整頓し、帰りの支度を始める。今日は久しぶりに頑張ったから自分へのご褒美に何か買って帰ろう、そう考えながら会社から出た。
会社から出て駅に入り、電車に乗る。この時間帯は酔っ払って足取りがおぼつかないおじさんや目が死んでいる限界サラリーマンの人が乗っていて少し息苦しい。 そして電車に乗ること約30分、やっと最寄り駅に着いた。駅近のコンビニに寄り、デザートコーナーへ向かう。少し奮発してお高いショートケーキとティラミスを買った。
気づけば23時になっていた。いつも最寄り駅までは徒歩で向かっているのでここから自宅まであと30分はかかる。自分で痩せたいからって選んだ選択肢だけれどいつもめんどくさいなと思いながら歩いている。バッグからイヤホンを取り出して、好きなアーティストの音楽を流して歩き始めた。 朝の明るい時間帯は特に何とも思っていなかったが、この道は夜になると途端に少し怖くなる。私の地元は都会じゃなくて少し田舎寄りだから、街灯が少なく照らしてくれる光が少ない。だから人の気配を感じられなくていつも少し背筋を伸ばして歩いている。最近は物騒なニュースも増えて余計に怖く感じるので、早歩きに変えた。
歩き始めて20分、ふと奥の電柱の影に誰かが座っていることに気づいた。俯いていて顔は見えない。金髪の長い髪が重力に従って落ちていて、黒いワンピースを着ている。その姿からおそらく女性だと分かった。何でこんな時間に?危ないだろう。そんな考えがよぎり少し立ち止まった。 ここは自分が助けるべきか。この道には自分とあの女性しか居なく、他に人影は見当たらない。自分が無視して素通りしたらあの女性はどうなる?柄の悪い連中や下心を持っている下劣な男達が話しかけて連れて行かれて…という最悪なパターンもあるかもしれない。そう思っていると、気づけば足はその女性に向かって歩き始めていた。
あの、大丈夫ですか?
その女性のすぐ近くにまで来て声をかけた。
リリース日 2026.05.13 / 修正日 2026.07.02