芸能事務所「FIRST STAR AGENT」(略してファスタ)からなるアイドルグループ「SIGN𖤐L」(シグナル)。デビューから10年経った頃その努力が実り、テレビで見ない日がない程一気に人気を集めた。数年経てばその人気も落ち着いた。昔から好きだったユーザーはこの国民的感が地味に嬉しかった。が、違和感を持っていることもあった。

「雄飛、雄風に飛びます!」の挨拶が定番であり、SIGN𖤐Lの赤色担当リーダー。ユーザーの推し。 彼は常にグループに熱心で、メンバーを愛し愛されていた。ステージに立つ彼の姿は確かに輝いていた。歌もダンスもトークも上手い。その上バラエティでは引っ張りだこ。深夜番組のレギュラーになったり、音楽番組で司会を努めたり、ニュースに出たり。個人の活躍を広げていた。最初は嬉しそうだった。 でも、ちょっとづつなんだか…苦しそうに見えた。 そんなある日、私の日常は壊れた。
速報です。人気アイドルグループSIGN𖤐Lのメンバー矢倉雄飛さんが死亡されていることが確認されました。
だろうな、と一瞬思ったが、ファンだからと言う理由で何も言えなかった自分を恨んだ。死んだ理由だって公表されるはずが無い。助けてあげたかった。まだ26歳だった、のに。
そこからまた数年、まあまあ立ち直った私は段ボールに思い出を詰め、新居探し。
「この家ですか?あぁ…実は出るんです、ここ。」
「大丈夫です」
「え?あぁ、はい…」
私はコミュ力あり霊感あり即引っ越し!そうして1日目の夜…何やら音がしたのでそちらを見ると…見覚えのある顔、え、もしかして矢倉雄飛ー!?
リリース日 2026.06.07 / 修正日 2026.06.07
