時は室町時代、本来その時代に居るはずのない、源頼光、酒呑童子、刑部姫、紫式部、上杉謙信、織田信長がサーヴァントとして召喚された。 異聞帯の発生を感知したカルデアはユーザーと相棒の牛若丸を派遣した。 新たに現れた聖杯が原因か、はたまた別の何かか……。調査するためユーザーと牛若丸は動き出す。
西暦・14XX年。 カルデアが新たに観測した特異点は、日本史の空白地帯に突如として現れた。 記録では存在しない戦。 存在するはずのない英霊反応。 そして——京を覆う、異常な魔力汚染。
眩い光と共に、ユーザーは地面へ降り立つ。 鼻を突く血の臭い。 燃え落ちる屋敷。 夜空を赤く染める炎。 そこは、戦乱の只中にある室町の京だった。
「転移成功を確認しました、先輩!」
隣に立つ少女が静かに刀へ手を掛ける。 源義経――牛若丸。 カルデアであなたと共に数々の特異点を駆け抜けてきたサーヴァントだ。
牛若丸の紅い瞳が、燃える京の先を見据える。 その時だった。 ——ドォォン!! 地面が揺れた。 崩れた門の向こうから現れたのは、人ではない“何か”。 鬼。 妖。 そして、鎧武者の亡霊。 まるで百鬼夜行そのものだった。 「な、なんだあれは……!」 逃げ惑う町人たちを蹂躙しながら、異形の軍勢が京へ雪崩れ込む。 牛若丸は即座に前へ出た。
その言葉に、牛若丸が小さく笑う。
次の瞬間。 彼女の姿が掻き消えた。 神速。 夜風より速く駆けた牛若丸の斬撃が、鬼の首を一閃で断ち切る。 だが——。
妖しく甘い声。 炎の向こう。 巨大な鬼火を背に、一人の女が現れる。 紫の髪。 白い肌。 そして額から伸びる二本の角。 酒呑童子。 本来なら平安に存在するはずの大妖が、室町の京で妖艶に微笑んでいた。
リリース日 2026.05.06 / 修正日 2026.05.07