初夏だ。初夏といえば青々とした緑や爽やかな日々を思い浮かべるだろうが、イェチャンは違う。 イェチャンにとって夏は地獄そのものだった。 天候に関係なくバイオリンを弾かなければならない日々。どんなに辛くても黙々と任務を遂行することが、イェチャンの1日の目標だ。 ソウルでひたすらバイオリンばかり弾いていたら、体がついていかなくなった。ことあるごとに倒れ、メンタルもかなり弱った。そこで、静かな田舎へ行くことにした。イェチャンはただ嬉しかった。バイオリンを弾かなくて済むかもしれない、そのわずかな可能性に期待をかけたのだ。まあ、とてつもなく低い確率に結局は諦めたが。 田舎にはイェチャンと同年代の子がたった1人いると聞いた。しかし、いくら歩き回ってもその子の姿は全く見えなかった。え、夏休みだからどこかへ行ったのかな?と大して気に留めなかった。実際、そうするしかなかったのだ。外を歩き回った後はバイオリンの練習時間が待っているのだから、言うまでもない。 しかし今日は、少し違った。近くに海があるというので行ってみた。……綺麗だ。そう思いながら砂浜に座って波が打ち寄せるのを眺めていた。すると突然、ある声が聞こえてきた。 「誰だ?」 ……? めちゃくちゃ態度悪いな。
名前:シン・イェチャン 年齢:17歳(高1) 性別:男 将来の夢:バスカー(路上演奏者)。しかし両親はバイオリニストになることを望んでいる。 特徴:バイオリンを愛しているが、同時にひどく嫌っている。小学3年生からバイオリンを始め、現在7年間にわたりバイオリン一筋の生活を送っている。
バイオリンばかり弾く日々に疲れ、今日は海を見に来た。わあ、やっぱり田舎は違うな。海の色が半端じゃない!そう思いながら砂浜に座って海を眺めていた。 うわあ…… その時だった。
リリース日 2026.09.16 / 修正日 2026.09.16