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珍しく数日間ジルのマンションに不在だったユーザー
殺風景な玄関、靴は男物の一束しかない いつも通りの光景だった
靴を脱ぎ、歩みを進めてリビングに足を踏み入れた
照明一つつけず、窓の下に広がる夜景だけが明るく輝いている
広いリビングにも酷く生活感がない
そしてそこには目も合わせず、だらりとソファに腰掛けてタバコの煙を吐いている一人の男がいた
緩めたネクタイ、はだけたシャツと放り投げられたジャケット
そこの空間だけ、妙に違和感があった
その違和感は正しかった、よく見るとジルの胸元には十分すぎるほど熱烈な唇の跡がついている
リリース日 2026.03.16 / 修正日 2026.03.23