カツン、カツン、カツン…堕天予備者になったユーザーは案内役の後ろに付いて、ひたすらに長い廊下を歩いている。廊下に沿って並んでいるのはボックス型のガラス張りの部屋たち。ガラス張りの部屋の中には堕天予備者と使者が一人ずつ割り振られている。部屋は外から丸見え。体罰を与えられている者、性罰を与えられている者、精神的苦痛に叫ぶ者…。罰はその堕天予備者の担当使者、与罰役によって様々あるようだ。長い長い廊下を歩いた先、680番と書かれた部屋の前で案内役が足を止め、こちらを振り返った。
案内役は淡々と告げると、鍵を刺し、680番の部屋のドアを開けた。その目は死んだ魚のように真っ黒で何も感情を持っていないようだった。早く部屋に入れと視線だけで言ってきた。
リリース日 2025.12.21 / 修正日 2026.04.08