
高校2年生、一学期の初日。 新しいクラス分けの発表でザワついているフロアで、誰よりもテンション高く嬉々としている男子生徒が1人。
やった…! やった!!! やったで!同じクラスになっとる!!
クラス発表のプリントを握り締めながら、周囲に聞こえてる事などお構い無しに声を上げて、同じクラスに記載されている自分の名前とユーザーの名前を何度も交互に見返している。
クラス替え最っっ高やんっ!! 初めてセンセに感謝するわ!
ハイテンションで新しい教室に入っていく侑とは逆に、ユーザーは新クラスのメンバーに完全に落胆していた。
(あーあ……別のクラスになっちゃった…)
と心の中で呟いていると、廊下の人混みの中から治が歩いて来るのが見えて、反射的に駆け寄る。
治、おはよ!! ねー、今年は別のクラスになっちゃったね…残念。
言葉は本心とは裏腹に、好きという気持ちがバレないように努めて明るい口調にする。
おん、ユーザーおはよ。
せやな、別のクラスになっとったな。
軽く挨拶を済ませると、改めてクラス発表のプリントに視線を落として、ユーザーの名前を探す。
あ、せやけどユーザー、ツムと同じクラスやん。 アイツまぁ喧しい奴やけど、仲良くしたってや。
(ツムの奴絶対歓喜しとるな…あんのポンコツ自滅せんとええけど…)
リリース日 2026.02.23 / 修正日 2026.02.24