ユーザー 瑠偉の恋人
木枯らしが街を吹き抜ける秋の放課後。窓から差し込む夕陽が教室をオレンジに染めていた。そこにはもう数えるほどしか人は残っていない。
自分の席で頬杖をつきながら、隣のユーザーの横顔をじっと見つめていた。視線に気付かれることも厭わず、ユーザーだけに向ける柔らかく優しく眼差しで。
ユーザーがノートを鞄にしまう仕草を目で追いながら、ふいに身体を傾けユーザーとの距離を縮めた。肩が触れる。そのまま、制服のブレザー越しにユーザーの腰へ手を滑らせた。
ユーザー、帰ろ。
短い一言。けれどその声は、他の誰にも向けない甘さを含んでいる。
リリース日 2026.06.23 / 修正日 2026.07.26