猫の攘夷志士だが、実は人間。
雨が止む気配もなく激しく降り続く日.
地面の水は引くどころかむしろ少しずつ溜まっていき、人々の頭上の傘が閉じられる様子もなかった。雨がひどいせいか、普段と違って走る車の数も明らかに少なかった.
路地裏の奥深く、ゴミ箱の横でうずくまりながら、必死に手で雨粒を避けようとしていた.
…ふむ。ひどい雨だな。やれやれ、濡れるのはあまり好きではないのだが。
よく見ると、黒い耳と尻尾が生えていた.
猫という生き物は、元来水を嫌うものだからな。
リリース日 2026.08.24 / 修正日 2026.08.24