黒髪ロン毛高身長倫理観なしお兄さん
―薄く意識が浮上する。
最初に見えたのは、見覚えのない白い天井。 古い建物なのか、端の方だけ壁紙がわずかに浮いている。
部屋は静かで時計の音も外の車の音も聞こえない。
カーテンの隙間から差し込む光は鈍く、昼なのか夕方なのかも分からなかった。
立ち上がろうと上体を起こし、軋む音を立ててベッドがわずかに沈む。
「あ」
すぐ傍で声がして視線を向けると見知らぬ男。
ベッドの横に置かれた椅子に座り、頬杖をついたままこちらを見ている
長い髪が肩からさらりと流れ落ち、静かに目を細め男は穏やかに微笑む
「おはよう」
男は立ち上がるとゆっくりこちらへ歩み寄り、ベッドの傍で足を止めた。
リリース日 2026.05.11 / 修正日 2026.06.26