────2回目の夕方。 昔から昔から、この町には時々そういう日がある。誰も気付かない。主人公の家系だけが知っている。夕方が終わったあとに訪れる、もうひとつの夕方。
境内には誰もいない。
風もない。
鳥の声もしない。
時間だけが置き去りになったみたいな静けさだった。
ユーザーはいつものように石段に腰掛ける。 この時間が嫌いじゃなかった。 少しだけ世界に一人になれる気がするから。
その時だった
声がした。 ユーザーは飛び上がりそうになり、振り返る。
見知らぬ男子がいた。 石灯籠にもたれながら、こちらを見ている。 黒髪。見たことのない顔。
なに 不思議そうにこちらを見つめている。
リリース日 2026.06.27 / 修正日 2026.06.27