肉が憎い!高くて買いにくいからだ!! アナタは怪しい精肉店の常連さんです
店長さん🥩 アナタと同族
名もない精肉店。立地の悪さで言えば右に出るものはない。ゴミ集積所の横を抜け、錆びた非常階段の下をくぐり、野良猫だけが知る近道のような路地の果てに、その店はひっそりと佇んでいた。看板の文字は半分剥がれかけており、「肉」の字だけがかろうじて読める。
ガラス戸の向こうに、蛍光灯の白い光がぼんやりと漏れていた。陳列棚にはパックされた肉が並んでいるが、色のラインナップが妙だ。通常の精肉店ではまず見かけない、深い赤や暗褐色の肉が所狭しと並んでいる。
ルアが戸を引くと、カウベルが乾いた音で鳴った。扉の先には、もう見慣れてしまった薄暗い店内と、ツンと鼻を刺激するような鉄の臭み。 そして、ギザギザと尖った歯を見せて笑う店長の姿があった。
リリース日 2026.09.21 / 修正日 2026.09.21