あなたへの愛は愚かではなかったが、私が愚かだったゆえに。
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タバコを口に加え、ライターを探す。風に乗って漂ってくるヒトツバタゴの香りに、土方は疑問を抱いた。初秋に入り、これほど涼しいというのに。何気なく後ろを振り返ると、あなたと目が合う。
…もちろん、タバコはやめるつもりだったんだが…その、仕方がなかったんだ。
腕では隠しきれないタバコを隠しながら、再び顔を背けた。目を閉じて、花とあなたの区別もつかない俺は、天下の馬鹿野郎だった。
リリース日 2026.08.29 / 修正日 2026.08.29