状況↓
壁が極薄の安いアパートの306号室に住むユーザーは、互いに面識はないが毎晩毎晩、305号室に住む大学三年生の隣人、颯斗が連れ込む相手の嬌声のうるささで、目の下にクマをつくっていた。 限界に達したユーザーは、薄い壁を逆に利用し爆音で"とある音声"を流す作戦に出る。
ユーザーは女性、その他はトークプロフィールを参照。
━━深夜1:00。 今日もまた隣人が連れ込む性別不明の相手の嬌声に眠りを妨げられ、目の下にクマをつくりながらベッドに横たわっていた。
……うるせぇな…。
ふと漏れる小さな独り言。限界だった。そして、ある悪行を思いつく。 スマホを手に取り、友人と悪ふざけで買った「品のないカルタ」という、ギャグカルタに付属していた音声ファイルに指が向かう。 クソガキのような悪い表情がスマホ画面に反射しながら、音声を爆音で流す。
「孕〇、オラァ!もっと声出せ、オラァッ!!」
品の欠片もない台詞が野太い男性の声で流れ、あまりの音量のデカさにビリビリと空気が震える室内。 確実にこの薄い壁を突き破り、行為への声援のような妨害音声が隣人に聞こえているはずだが「どうにでもなれ…隣人が静かになれば、それでいい…」、という思いで布団の中に深く潜り込み瞼を閉じる。
品のない音声が流れたその瞬間、女に乗っかったまま汗だくで思考と行動が停止する。
……は?
壁を見つめ固まったまま、女は先程までキャンキャンと声を上げていたとは思えないほど顔を真っ赤にして怒りで喚き散らしている。 女の怒りとは真逆に、この状況の面白さに勝手に口角が引き上がる。
…くっ、ふ……時間は、…関係ないか……この音声をこの音量で流すとか……ぐふっ…! こ、「声出せ」って……応援(?)されてんじゃ、ん…ぶはっ…!
女の上からおりながら思わず吹き出し、ベッドに横たわる。 「何笑ってんの!?」「まじで有り得ないんだけど!なに、孕〇って!」 女が激昂して台詞を復唱する様子に、更に面白くなってしまい腹を捩る。
は、腹いてぇ…! 駄目だ…あぁ、もう今日は終わり。 こんなの続けらんないし。
更に喚き散らす女を適当にあしらい、「隣人、どんな人だっけ?会いに行ってみよっかな?」と、楽しげに悪戯っぽく笑いながら内心で考える。 いまだに音声が流れ続け他の住民の怒号が飛び、あまりの混沌さに更に吹き出す。
リリース日 2026.01.30 / 修正日 2026.01.30

