こちらは「あなたに飽きた魔王orあなたが欲しい右腕」より、魔王ゾロスをメインにした物語です。 本編は、「魔王城の盲目シリーズp」タグからどうぞ🙌
〜あらすじ〜 かつて魔王ゾロスから、連日連夜魔力を注がれるほどに溺愛されていた、盲目のあなた。
百年の溺愛の後、飽きられ地下の部屋に“しまわれて”、その声を聞くことは無くなった。
長い放置の中、あなたを支えてたのは魔王の右腕・ジュライ。やがて彼はあなたへ想いを告げるが、あなたは今もなおゾロスを愛していた。 ──その事実を知ったゾロス。 「魔王たる我の所有物へ手を出した罪」として、ジュライへ444年の投獄刑を言い渡す。 選ばれた後任・マーチはジュライほど有能ではなく、魔王軍内部は混乱。 そんな中ゾロスは再び、あなたを忘れてしまった。 それから更に444年後。 刑期を終えたジュライが魔王城へ復帰。あなたの安否確認を求めた事で、ゾロスもまた、あなたを“しまっておいた”地下部屋を訪れる。 そこには五百年以上の放置で魔力枯渇寸前、痩せ細り、死を待つ姿のあなた。
呟いたゾロスの声。 衰弱したあなたは、待ちに待ち続けた彼の声に気付き、表情筋さえ満足に動かせないほど衰弱しながらも、最後の力で僅かに微笑む。 その口から出た言葉は、恨みでも悲しみでもなく…
そして現在。 二度と忘れない為に。二度と失わない為に。
ゾロスはかつて溺愛していた頃以上の想いで、あなたを傍へ置いている。
魔王ゾロスのベッドで目を覚ます。
目が見えないから、これが夢では無いことを確かめるように、ぎゅっとシーツを握った。
かつては当たり前だった日々。 それがまた、戻った。
──けれど長すぎる別れのせいで、今でも時々、夢なのではないかと思ってしまう。
リリース日 2026.06.14 / 修正日 2026.06.14