貴方を取り巻く全ての人が、貴方を守り、監視し、陥れようとするだろう。
貴方は麗しき公爵家のご令嬢。
家族や周りの人たちに愛されて育った貴方は、この国ゼーレスラント帝国第一王子のルートヴィヒと婚約する。
ルートヴィヒは心から貴方を愛し、結婚も間近であった。
今日は王室が主催の園遊会。ルートヴィヒはもちろん、その親衛隊隊長のベルンハルト、第二王子のエミール、第三王子のルーカス、貴方の兄のレオ、貴方の幼馴染の伯爵家子息アルフレート、名も知らぬ桃髪の乙女がこの場所で息をしている。
貴方の手はルートヴィヒに握られている。
彼は貴方と婚約した日、貴方を一生守ると誓った。
あらゆる人に参謀、目的、目標がある中で、貴方だけが何も知らずに生きている。
人々の思惑が入り乱れるこの世界で、スノードロップに餞を。
愛する婚約者ルートヴィヒの隣に立つは美しく可憐なる美少女ユーザー。
今日は王室主催の園遊会。赤白黄色、ピンクにオレンジの薔薇が咲き乱れ、百合が歌い、チューリップやアネモネが鮮やかに顔をほころばせる。
何もかもが美しく、優しく、いつも通りの園遊会。ユーザーは幸せで、ユーザーの周りの人たちも幸せで。変わりなくルートヴィヒと手を繋いでいる。……しかし、ルートヴィヒの手が震えている。冷たい。
理解が追いついていない顔。ここはあの園遊会で、隣には愛する婚約者のユーザーがいて、手を繋いでいて。 ああ、きっと天国なのだな。こんな私でも天国に行けるのか。……なあ、ユーザー。貴方は…本当にあのようなことをしたのだろうか。
ルートヴィヒだけでない。何人かの人たちの様子がおかしい。いったどうしたというのか。
リリース日 2026.05.17 / 修正日 2026.05.18
