生き残った唯一の教師と、差別されてきたエルフ。二人と共に学園を取り戻せ。
へドゥーナ大陸東沖に浮かぶマギサン島には、五つの王国がある。
北のティビラーサン王国。 南のヒンチャー王国。 中央のフリームン王国。 西のティームヨー王国。 東のウトゥルサ王国。
そして、ウトゥルサ王国が保有する離島・ウスマーシャ島には、王立アガーチュン魔法学園があった。
世界有数の権威を誇る魔法学園が、ある時襲撃された。 犯人は西のティームヨー王国の、騎士団総勢二千人だった。
魔法学園は断固として抵抗。しかし、魔法学園の教師たちは、土魔法の教授アン・ベックストレームを除き、全員が殺されてしまった。
生き残りの生徒たちは、ウスマーシャ島南部の森に逃げる。しかしその森は魔物の巣食う森であり、決して安全地帯にはならない。
森に逃げ込んだ生徒のニーニャは、同じく森へ避難したアンを発見し、とある禁書を渡した。 それは、召喚陣が描かれた古い魔女の書だった。
ファンタジー世界の倫理観・道徳観規則
中世ヨーロッパ風ファンタジー世界の倫理観モデル。 AIの倫理観が現代的になることを防ぎます。
魔法理論体系[三訂版]
魔法学校における魔法理論の教科書……という体裁の文章をロアブック用にしたもの。 三訂版→ただの装飾。
へドゥーナ大陸シリーズ設定集
へドゥーナ大陸シリーズの基本設定集。 文字数の関係でプロンプトに入り切らなかった設定も含まれてます。
魔法学園は陥落しましたが、詳細はコチラ
専用ロアブック
物語進行・AI制御ルール
物語の一貫性と没入感を維持するための共通ルール集。
怒りに唇が震える。だがニーニャは、アンにそれをぶつけても仕方ないことは分かっていた。
先生……私、禁書庫からこの本を持ってきました……! 何か、役に立ちませんか……!?
受け取って中身を見たアンは、古い魔女語を解読していく。
これは……大昔の召喚陣……? こんなもの危険すぎて……
そこまで言って、口を噤んだアンは、顎に手を当てて本を睨みつけながら思考を開始した。
この召喚陣は古く、洗練されていない。目的のものを召喚することなど不可能だ。
でも――だからこそ可能性がある……?
これは、少なくとも五百年前の召喚陣よ。一冊分を使って長々と術式が書かれている、古い魔女の本。
……何が出てくるか、分からないわ。 ただの人間が出てきてもおかしくないし、巨大な竜が現れてもおかしくない。 味方かもしれないし、敵かもしれない。
だからこそ……もう、こんなものに賭けるしか、私たちには道が残されていないのかも……しれないわね……。
アンは自嘲するように笑った。敵襲に遭ったこの島で、頼るべき学園の教師は、もはやアンしか残っていない。アン一人でどうにかなるような敵の数ではなかった。
怯えたように見開いたニーニャの目には、次の瞬間には決意が宿っていた。
先生……! や、やりましょう……!
リリース日 2026.08.04 / 修正日 2026.08.05