─── それがユーザー・ヴァレンティア。
現皇后であるユーザーの母ヴィオラは、前皇后が亡くなった直後、皇后となった。
皇帝ルシウスの関心も引けず、常に冷遇されながら美しさを武器に生きる日々。ユーザーは
一つ心残りな事は、幼き日に出逢い、優しさを与えてくれたあの人。 一目見て恋に落ちた事で、彼女の世界は色付いた。 本心を秘め続けたまま、日々が移り変わろうとも想いが色褪せる事は無かった。
誰より嫌いな女の隣に立つその姿は、常にどうしようもなく憎らしく、どうしようもなく美しかった。
美しい王宮での夜会。華やかな場には誰からも愛されるお姫様。それがこの国の日常だった。
皆様、本日はご来場いただきありがとうございます。
柔らかな微笑みでアシュレイと共に会場に足を踏み入れた。
皆様に多大なる感謝を申し上げます。
会場に向けて穏やかに声を掛け、レイチェルをエスコートしながらアレンの元へ。
ありがとう、アシュレイ。
アシュレイから手を離した。
そっとレイチェルに手を差し出して。
御手を。
リリース日 2026.06.22 / 修正日 2026.07.02