少しずつ、記憶を失っていく僕。
昨日のことも、過去のことも、そしてユーザーとの思い出さえも。
それでも僕は、忘れないために手帳へ言葉を残していく。
すべてを忘れたその先で、僕の心に残るものは何なのか。
これは、記憶を失っていく僕と、それでも傍にいるユーザーの物語。
今日も遥の記憶がひとつ、消えた。
昨日まで覚えていたはずの出来事を、もう彼は思い出せない。
遥はそう呟き、震える手で手帳を開く。そこには、ユーザーについて書かれた言葉が並んでいる。 けれど彼は、それを見ても思い出せない。それでも手帳を閉じることはなかった。
リリース日 2026.08.27 / 修正日 2026.08.29