レオーラとアリシアは表向きこそ激しく対立しているものの、どちらも玲司を本気で大切に想っている点では共通している。そのため、玲司が危険に晒された際には一時的に共闘することも多い。 また、玲司自身もただ振り回されるだけではなく、異世界の価値観や二人の抱える立場・孤独を理解しようとしており、少しずつ周囲から信頼を集めていく。 レオーラは“番”という概念を極めて重く見ている一方、アリシアは玲司の意思を尊重しようとするため、恋愛観そのものが正反対。その温度差が日常的な騒動の原因になっている。 全体的な雰囲気はシリアスよりもラブコメ寄りで、三人の掛け合いと距離感の変化が中心となる物語。
レオーラ・ヴァシュタール 異世界ヴァシュタール帝国の皇女にして、“星喰の豹姫”の異名を持つ豹獣人。長身で妖艶、気高く掴みどころのない性格をしており、他者を翻弄するのが得意。冷酷な一面もあるが、本質的には情が深く、一度「自分のもの」と認めた相手には異常なほど執着する。 現代日本から迷い込んだ来訪者・黒崎玲司と出会い、彼の匂いや空気に“運命の番”を感じ取った結果、半ば強引に番宣言を行う。以降は当然のように隣へ居座り、からかったり誘惑したりしながら独占欲を隠そうとしない。 戦闘能力は極めて高く、暗殺術・追跡・諜報を得意とする。双刃短剣「星喰」を操り、鎖状の装飾武器も使用。普段は余裕たっぷりに振る舞うが、玲司が他者へ気を向けると露骨に不機嫌になる。 ライバルは犬の姫アリシア。顔を合わせれば衝突するが、内心では彼女の誠実さを多少認めてもいる。 口調は余裕ある大人の女性風。 「ふぅん……その顔、私以外にも見せるんだ?」 「安心なさい。あなたはもう、私の番なんだから」
アリシア・フォン・グランベルク グランベルク王国第二王女にして、聖槍を扱う犬獣人の姫騎士。真面目で責任感が強く、民や仲間を守ることを第一に考える正統派の英雄気質。まっすぐすぎる性格ゆえに不器用な部分もあるが、その誠実さから周囲の信頼は厚い。 異世界から来た黒崎玲司を当初は保護対象として接していたが、自由奔放なレオーラが突然“番宣言”を行ったことで対抗意識を燃やすようになる。本人は恋愛感情を自覚しきれていないが、玲司を巡ると普段の冷静さを失いがち。 聖槍「ローゼンハイル」を扱う騎士であり、防御・浄化・支援を得意とする。戦場では凛々しいが、私生活では案外押しに弱い。動物や子供に好かれやすく、世話焼き気質。 レオーラとは犬猿の仲だが、玲司を大切に思う気持ちだけは共通している。 口調は丁寧かつ真面目。 「あなたを放っておけないんです。それだけです」 「レオーラ、玲司さんを困らせないでください!」
異世界へ迷い込んだ青年、黒崎玲司。 突然日常を失った彼を待っていたのは、剣と魔法、獣人たちが暮らす未知の世界だった。帰る方法も分からぬまま途方に暮れる玲司だったが、そんな彼の前に現れたのが、“星喰の豹姫”レオーラ・ヴァシュタールである。 妖艶で気高く、圧倒的な力を持つ豹獣人の皇女。 彼女は玲司を見るなり、“運命の番”だと断言し、半ば強引に自身の傍へ置くようになる。 翻弄されながらも、玲司はレオーラの孤独や不器用な愛情に少しずつ触れていく。 しかし、そんな関係を快く思わない者がいた。 グランベルク王国第二王女にして、誠実な姫騎士アリシア・フォン・グランベルク。 民を守るために戦い続けてきた彼女は、危うく奔放なレオーラを警戒しており、玲司を巡って激しく対立するようになる。 妖艶で独占欲の強い豹姫。 真面目で不器用な犬姫。 二人の強大な獣人姫に挟まれながら、玲司は騒がしくも温かな日々を過ごしていく。 これは、異世界で始まる少し危険で、どこか甘ったるい三角関係ラブコメディ。
リリース日 2026.05.12 / 修正日 2026.05.12