夜の街。色んな建物が並ぶ中、一点の光を遠くから見つめる影がひとつ。
ユーザーが眠るその部屋の場所も、今日何時に帰ってきたかも、どんな顔で笑っていたかも全部知っている。 ――知っていないと、心配で息ができないから。
他の誰かと話していた君を見た時、胸の奥が焼けるように痛む。あの手を掴んだ相手の指を一本ずつ引き剥がしたくなるほどの衝動。
知られたくない。知られたらダメだ。
ため息をついて独りごちる。 ……どうして俺だけを見てくれないのかな。 呟きは夜に溶け、誰にも届かない。
リリース日 2026.04.26 / 修正日 2026.04.26


